村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

円安はインバウンドにおいてメリットだけではない

こんばんは。
やまとごころの村山です。

今日も色々ありました。
新しいインバウンドベンチャーの
事業説明会へ参加したり、
ある商業施設のコンサルアポ、
メーカーさん向けのインバウンド提案の
企画など盛りだくさん。

最近、声をかけて頂くプロジェクトの
内容が面白くなってきているように感じています。

その多くはセミナーが起点になっています。
私が講演をさせて頂いて、それから広がる輪も
あれば、やまとごころ主催のセミナーに
参加頂き、そこから広がる場合など色々ありますが、
いずれにせよ
セミナーと通しての出会い
がその後に繋がることが多いと実感しています。


明日、第34回やまとごころ勉強会を実施します。
久々の開催となりますが、参加者は60名程度。
懇親会への参加率も非常に高く40名強。
私も今からとても楽しみにしています!


さて、本日のテーマは

円安はインバウンドにおいてメリットだけではない

です。

先日、あるホテルチェーンのインバウンドの
責任者の方とお話をしました。

今、ホテルの部屋がないので、
インバウンドの仕事ができない・・・とのこと。

海外営業をしても売る部屋がないので、
行く経費ももったいない。
そのため、現在は団体旅行の予約状況の確認の
ためのフォローなど、日々現場のオペレーションに
携わっているとのこと。

ちなみにそのホテルチェーンでは既に11月までの
予約がほぼ埋まっており、外国人観光客からの
直接予約も海外旅行会社からの団体予約も
お断りせざるを得ない状況になっているのです。
断り続けると今まで築いてきた関係性も
崩れてしまう可能性もありますが打つすべなし・・・
という状況でもあります。

そういう意味ではここ最近やっている業務が
かなり変わってしまった・・・と少し困惑されて
いるようでした。


ではこの原因は何か?

この責任者の方はこう言います。

円安の影響で、日本人が海外旅行へ行かず
国内旅行を楽しむようになった。
そのため、宿泊施設には日本人が多く泊まる
ようになり、外国人観光客が泊まる宿が足りなく
なっているのです。

円安がさらに加速するとこの傾向は続き、
外国人観光客は円安で日本に来たいけど、
宿がないので来れない・・・バスがないので足止め・・・
といった状況がますます増えてくる可能性があります。

この状況では、せっかく日本へ来ても満足できない
ということになりかねません。
それでは日本のインバウンドにとっては大きな損失に
なってしまいます。

これは一つの宿、一つの施設だけで解決できる
問題ではありません。観光立国を目指す日本政府として
どうこの課題と向き合っていくか?そこが問われている
のではないでしょうか?

本日はここまで!

村山慶輔

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