村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

間違いだらけの情報発信

<今日のインバウンドアクション>
海外現地の生の情報を持っているキーパーソン
と接触し、情報収集をする
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こんばんは。
やまとごころの村山@バンコクです。

今日、夕方にバンコクに到着しました。
こちらの天候は曇り、気温は暑いですが、
東京の方が湿気も含め暑い感じがします。

こちらへ来る機内では、インバウンド
関係者もちらほら。同じ方でもこちらで
会うと一層距離が近くなります。
そういう意味では、旅行博に参加し
日本関連の出展企業とのネットワークを
広げ、情報収集に繋げるというのも
旅行博の一つのメリットだと思います。

もちろん、せっかく海外へ来ているので
現地の旅行者や消費者との直接の接点が
一番重要ですが・・・

明日、明後日はTITFの現場に足を運び
色々取材してきたいと思います。
お楽しみに!


さて、本日のテーマは

間違いだらけの情報発信

です。


本日、バンコクに来て、タイで活躍する
ある日本人社長と会食をしました。
タイに来る際はいつもご一緒させて
頂いているのですが、その度にタイ側の
興味深い話をしてくださいます。

その方は、タイで富裕層に特化した旅行会社
を経営するだけでなく、メディアやレップなど
の事業を展開されています。

旅行会社として実際に送客する立場から
タイ人の最近の旅行スタイルなど様々な話を
伺いました。その際に、先日私が書いた
メルマガの話になりました。

以下がそのメルマガになりますが、
要は、受入環境ばかり整えても
外国人観光客が来ないと話が始まらない
そんな内容をまとめました。

受入環境ばかり整えていても・・・
http://goo.gl/F77csu

この方も共感頂いたのですが、その際に
おっしゃっていたのが、

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日本人はモノづくりにおいても
いいものを作っていたら顧客が見つけてくれる
という発想をもっており、

観光においても
受入環境をしっかり整えれば
外国人観光客が勝手に見つけて足を運んでくれる
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そんな傾向があると指摘されておりました。

さらに言うと、

いざ情報発信するとなっても、そのやり方に
問題があると。

つまり、情報発信するのも広い対象に対して、
万遍なく発信していても何も刺さりません。
また、届かなければ存在していないと同じです。

重要なのは、狙った市場・セグメントに対して
興味をもってもらえる要素を組み込み、的確な
情報発信をすることが不可欠。

そして、さらに付け加えると、

情報発信をしてそれに気づいてもらい、
自社に来てもらうという考え方よりは、
顧客を掴みとる、呼び込むという強い
意識が今の日本企業に足りないと。

他の国はもっと本気で集客や呼び込み
に力を入れており、その上で足を運んで
くれた観光客に対してよりいいサービスを
提供する、これが一番効率的な取り組み
方だと思います。

是非、皆さんも情報発信に関わる
スタンスを再度見直ししてみてください。

本日はここまで!

村山慶輔

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