現地旅行会社の視点でセールスをする

こんにちは。
やまとごころの村山です。

今日は終日ある企業で研修。
10月からの免税法改正、そして、
国慶節を迎えるにあたり、
各企業のインバウンドの取組みが
今まさに加速しています。

ちなみに、
9月13日のNHKスペシャルでは、
インバウンドが特集されます！
http://goo.gl/0nlPJD

東京オリンピック招致が決定
してから丸１年。
「おもてなし」をテーマに特集が
組まれます。

時間が経つのは本当に早いですね。
よりインバウンドに興味・関心を持つ
企業・個人が増えることでこの市場が
さらに盛り上がることを願っています。


さて、今日も昨日の続きで
タイで旅行会社、O2 Asia Travel Design
を経営する吉川社長との話から。

吉川社長は、日本人でありながら
タイで旅行会社を経営している貴重な
存在です。ですので、タイから観光客
を誘致したい企業や自治体の方々が
日々吉川社長にコンタクトしています。

ある時、とある地域のホテルが10社ほど
一緒に吉川社長を訪ねてきました。

1社ずつ自分のホテルの説明をしていく
のですが、

うちは和室が○○室、
部屋の広さは○○、
食事は○○、
料金は○○・・・

などの説明が延々と続きます。

さすがに覚えられない・・・ということで
各ホテルの方に、それぞれのホテルの
違いを一言で伝えてもらえますか？と。

なかなかスムーズには回答頂けなかった
ようですが、10社の皆さんに個々に細かく
説明頂いても同じ日本人でもなかなか理解
できないでしょう。

それよりは、

━━━━━━━━━━━━━━
自社の特徴・違いを簡潔に伝え、
それを認識してもらうことが重要
━━━━━━━━━━━━━━

です。

自分が逆の立場だったとしたらどう思うか？
がカギになると思います。

あと、
自治体の場合は、県単位だけでなく、
市町村単位でもタイでトップセールスを
かけてくることも多いようです。

ここでも課題があると吉川社長は
おっしゃいます。

要は、

━━━━━━━━━━━━━━
自分の地域だけを「点」で
営業しがちである
━━━━━━━━━━━━━━

ということです。

自分の地域だけで回遊させようと
思っても、そこまでのコンテンツがない
地域も多々あります。その場合、
他の地域も含めたルートを提案
することが有効です。
なかなか自分以外の自治体のPRを
することは難しいとは思いますが、
広域連携もやろうと思えばできる
はずです。

重要なことは、

━━━━━━━━━━━━━━
自分が自分が・・・
というスタンスから、外国人目線で
理解しやすく、ニーズを捉えた提案
━━━━━━━━━━━━━━

をしていくということ。

そして、それを実現するために、
広域連携が必要ならそうすべきでしょう。

今回、吉川社長の話の中で重要な
ポイントは、

━━━━━━━━━━━━━━
現地旅行会社の視点でセールスをする
━━━━━━━━━━━━━━

ということです。
現地旅行会社の視点が足りなければ、
その分、しっかりとヒアリングするなど、
彼らのニーズや考え方を知る方法は
たくさんあります。

今回、吉川社長との話を2回に分けて
お伝えしました。参考になれば幸いです！

本日はここまで。素敵な週末を！

村山慶輔

Ps.
タイ人は日本人が思うより、
日本の事に詳しいようで、
吉川社長もタイ人に教えられることも
沢山あるとのこと。

ちなみに面白かったのが、
僕の住む吉祥寺にある、
「サトウのメンチカツ」
はタイ人にも人気だそうです。

知っている方もたくさんいるようです・・・
地元ではもちろん大人気なんですが、
なんか不思議な感じです・・・
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＜お知らせ＞
☆ホテル・旅館インバウンドセミナーズ2014
　2014年9月6日（土）http://goo.gl/psl9E1
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　「ジャパン・インバウンド・エキスポ」
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