村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

受入環境ばかり整えていても・・・

<今日のインバウンドアクション>
外国人観光客にストレスなく楽しんで
もらえる環境とはどんなものか検討してみる

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おはようございます。
やまとごころの村山です。

海外のメディアの情報も日々ウォッチしていますが、
最近中国人観光客関連ですと韓国の話題が増えています。

例えば先日以下のようなニュースがありました。

Invited Chinese journalists think Korea is now safe to visit
http://goo.gl/JBjFUC

今年の7月韓国における中国人観光客の購買は
去年よりも80%減少したとのこと。
MERSの影響も大きいのですが、そのイメージ回復のために
中国メディアを招聘し、韓国はMERSから立ち直り、
旅をしても安全だと伝える取り組みを強化しています。

また、Korea Grand Saleも9月から10月末にかけて
展開し挽回を図るとのこと。

中国人観光客の獲得競争にまた拍車がかかりそうですね。


さて、本日のテーマは

受入環境ばかり整えていても・・・

です。

最近、ある施設が免税店になりました。

免税店になって、しばらく経つのですが、
免税手続きの実績はゼロ。

そこで私に相談があったのですが、
先方の気になっている点は、

受入環境整備

についてがほとんど。

・多言語のサインは十分か
・指差しツールの内容は
・商品陳列の仕方
・外国人スタッフの採用方法

などの相談が中心でした。

ここで私がアドバイスしたのは、

まずは

集客

に全力投球すること。


受入環境整備はまだいくらでも
やることができます。
ただ、受入環境整備をしても、
外国人観光客が1人も来ないと商売になりませんし、
改善すらできません。

お金と時間だけがかかって、現場の士気も
間違いなく下がるでしょう。

こんな状況は、地方へ行けばいくほど多い
と感じています。

受入環境整備だけやり続けて1年経っても
あまり外国人観光客が来なかった・・・
インバウンドは止めようか・・・
そんなことになるところも実際あります。

日本のサービス業は接客レベルが全般的に
高いので、外国人観光客が来たらきたで、
何とか満足してもらおうと知恵を絞り、
その場をしのぐこともできるでしょう。

そういう意味では

まずは集客の流れを作り、実際に外国人観光客
を受け入れながら、早いスピードでPDCAを
回していく、そんな取り組みが重要です。

是非、皆さんの施設でも

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受入環境ばかり整えていないか?
しっかりと集客のエンジンは回っているか?
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をチェックしてみてください。

本日はここまで!

村山慶輔

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<お知らせ>
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