外国人観光客は宿に来るのではなく、街に来る
おはようございます。
やまとごころの村山です。
今日は気持ちがいい天気ですね!
最近、妻と外国人観光客に人気のスポットを回ったりしています。
食事や飲みに行くときは特に、意識してそういう所に行ったり。
もちろん、仕事でもよく行くのですが、プライベートで行くと、
また違った感じで見れるのが新鮮です。
そんなこともたまにネタとして書いていきたいと思います。
さて、本日は、インバウンドに取り組む中で、個人的に
とても重要な考え方だと思うことについて少しお伝えしたい
と思っています。
それは、
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外国人観光客は宿に来るのではなく、
街に来る
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というものです。
これは、外国人観光客に人気のある澤の屋旅館の
澤さんに、やまとごころのセミナーで講演頂いた時に
頂いたメッセージです。
↓澤の屋旅館@トリップアドバイザー
外国人観光客は宿を目的にして来るのではなく、
その街に行きたいという思いが先にあり、
その上で、その街の宿を選ぶ。
ということです。
皆さんはどう思いますか?
そんなの当たり前じゃん?っと思ったりしてますか?(笑)
確かに考えると当たり前かもしれません。
ただ、実際には自分の宿、自分の施設を売りたい!
知ってもらいたい!ということだけが前面に
出ていないでしょうか?
やまとごころでも色々とご一緒させて頂いている
ドン・キホーテのインバウンド事業を統括する中村さんも
以前こんなことをおっしゃっていました。
当初、外国人観光客向けにマップを作成したときに
主要な駅とドン・キホーテの店の場所しか掲載しなかった。
そのマップを海外の旅行博で配るとすぐに捨てられてしまった・・・
中村さんも、やまとごころで開催した澤さんのセミナーに参加され、
「外国人観光客は宿に来るのではなく、街に来る」
を聞き、その発想でマップを改善。
自社だけをPRするのではなく、街全体をPRしよう!
そのためには、街全体、つまり、自社以外にもホテル、
飲食店、観光スポットなどが入ったマップを作り、
その一部に自社を入れよう!
そんな発想で改善されたマップは、
その後の海外旅行博では、配ることもなく、
机において置くだけで、
みんなが手にとってくれるようになった。
この成果の違いからも、
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施設単体を売り込むのではなく、
エリアで攻めることの重要性
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を感じるかと思います。
外国人観光客は
「街に来る」
という考えをベースに、
皆さんのインバウンドの取組みを
少し変えていけないか?
そんなことを検討してもらうといいかもしれません。
本日はここまで!
村山慶輔
<追伸1>
中村さんのインバウンド書籍をご紹介します。
ドンキさんのインバウンド取組みがわかりやすく事例として
まとまっていますので、オススメです
↓ドン・キホーテ流 観光立国への挑戦
goo.gl/GcxJTF
<追伸2>
日経ビジネスオンライン「観光ビジネスにベンチャーを起こせ!」
の最新記事がアップされました。
「宿の印象がその国の印象を決める!」→ goo.gl/t9wErj
↓日経ビジネスオンライン「観光ビジネスにベンチャーを起こせ!」連載中!
goo.gl/zYaJx2
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