外国人観光客にお金をもっと地域に落としてもらうためには？（下）
＜今日のインバウンドアクション＞
街で外国人観光客が持っている買い物袋を
チェックしてみる。何を買っているかを把握する
ことでいろんなヒントが得られるはず。
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やまとごころの村山＠台湾ITF会場です。
今回のイベントには例年通り、
多くの企業や自治体も足を運んでおり、
業界関係者に一か所で会えるという点はこういった
イベント参加の大きなメリットです。
昨晩もホテルや街で日本のインバウンド
関係者に多々遭遇するなど、せっかくの機会なので
さらに色んな方にもお会いできればと思っています。
あと、もちろん、街に出て視察をしたり、
人に会ったり、インタビューしたり、
色々やって帰りますので、また、
後日このメルマガでも情報発信していきますね。
お楽しみに！
さて、本日のテーマは、
外国人観光客にお金をもっと地域に落としてもらうためには？（
です。
少し空いてしまいましたが前回お伝えした
テーマの続きです。
↓前回の記事はこちら
http://goo.gl/Zm2fky
前回、以下の4つのステップが重要とお伝えしました。
１．売れるプロダクトづくり
２．口コミ拡散
３．導線の強化
４．エリア戦略
今日は３と４について触れたいと思います。
３．導線の強化
外国人観光客が皆さんの地域や観光スポットに
足を運ぶ際、間違いなく何らかの交通手段を使います。
いわゆる二次交通を利用し、そういった場所に
足を運ぶのですが、その足まわりの環境が
外国人目線で見た時にちゃんと整っているか？
を把握することが重要なポイントです。
最近、外国人観光客もレンタカーを使って
日本を旅するようになってきましたが、
その多くは北海道や沖縄、九州エリアだったりします。
また、鉄道を使う方も増えていますが、
鉄道ではアクセスが悪い場所ももちろんあります。
バスやタクシーなども含めた足回りの充実、
そして、さらにいうと時間帯や乗り継ぎ、
言語対応、決済など様々な観点でのチェックが
必要です。
ちなみに鳥取では3時間1000円タクシーと
いう取組みを展開しています。
外国人観光客向けにタクシーを安価で提供し、
その地域をより広く回遊してもらおうという取組みです。
さらに、鳥取では観光マイスター制度を導入し、
単なるトライバーではなく、観光案内ができる
ドライバーの認定し、その地域の魅力発信に
繋げています。
是非、個人旅行客の導線をいかに強化するか？
という観点で皆さんの地域を再度見直してみてください。
４．エリア戦略
最後のポイントになりますが、
インバウンドでは特にエリア戦略が重要に
なります。
1つ例を挙げてみます。
ある地域の1宿泊施設が頑張ってサービスレベルを
上げたところで、その施設の力だけでリピーターを
呼び込むことができるでしょうか？
さらにいうと、その地域にあまり魅力がなかった場合、
その施設の力だけでリピーターを呼べるでしょうか？
なかなか難しいですよね。
その施設単体で目的地化するほどの圧倒的な力
を持っているのであれば話は別ですが、そうでない
場合は、地域の魅力がリピートするかどうかの
判断基準になるケースが多いはずです。
さらにいうと、日本人向けビジネスと違い、
インバウンドビジネスは、
情報量が少なく、且つ、遠い海外の観光客を呼び込む
ということからも、施設単体の努力ではやれること
が限られます。
そのためにも
地域一体となった取組み
がこのインバウンドでは特に重要になります。
地域を売りこみ、外国人観光客を呼び込んだら
その方々に対して、その地域で楽しめること
（つまり、１でお伝えした売れるプロダクト）
をしっかり伝えていく、このサイクルを改善しながら
回し続けることがポイントです。
あと、旅の中で大きな割合を占める宿泊費。
こちらを出来るだけ抑え、連泊してもらえる
環境を整えることで、その地域で過ごす時間が
増え、より多くのお金を落としてもらうことに
繋げていく意識も重要ではないでしょうか。
ということで、
外国人観光客にお金をもっと地域に落としてもらうためには？
というテーマで少しまとめてみました。
これ以外にも色々アプローチはあると思いますが、
参考になれば幸いです。
（また、どんどんブラッシュアップしていきます！）
本日はここまで。よい週末を！
村山慶輔
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＜お知らせ＞
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第18回 11月10日(火) 18:30-20:30
第19回 12月1日(火) 18:30-20:30
http://www.yamatogokoro.jp/
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2016年1月18日（月）～19日（火）
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