村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

新年のご挨拶

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新年あけましておめでとうございます。

昨年を振り返るとインバウンド業界において様々な動きがありました。
私は2016年のインバウンドにおける変化を象徴するキーワードは以下のように捉えています。

訪日外国人旅行者の動向
・団体から個人へ
・都市部・観光地から地方へ
・モノからコトへ

インバウンド事業者の動向
・インバウンドがより自分ごとへ
・勝手に売れるから狙って売るへ
・情報収集から実戦へ

昨年、初めて訪日外国人旅行者数が2000万人を突破。
当然、訪日外国人旅行者のニーズや行動にも大きな変化があり、
彼らを受入れるインバウンド事業者もその変化を捉え、
取組みを大きく変えています。


そのような中で2017年の重要なテーマは

インバウンドはPDCA(Plan Do Check Action)徹底の時代へ

だと考えています。

激変するインバウンド市場の動向を常に正しく把握し、
それに合わせた戦略・戦術を実行していく
また、それが実行できる体制を整えていくことが重要だと考えています。

話は変わりますが、この年末年始は上海で過ごしておりました。
上海は足を運ぶたびに様々な変化がありますが、
ここ最近は自転車のレンタルサービスが非常に伸びています。
街中いたるところに赤や黄色の自転車があり、
1元でレンタルでき、どこでも乗り捨てできるサービスです。
全てスマートフォンで管理されており非常に便利。
深夜になるとタクシーがなかなかつかまらず、自転車で自宅へ帰る方々も・・・
このサービスを享受している中国人が日本へ来ると、
日本の自転車レンタルサービスの不便さにがっかりするかもしれません。

インバウンドで重要なことは外国人目線を知ること。
そのためにはまず相手に興味を持ち、
実際に現場に足を運ぶことが重要だと思います。
ちなみに、年末年始に上海に行く日本人は最近少ないようで、
今回、現地ではいろんな方から歓迎されました。

我々インバウンドに取り組む事業者が率先して海外へ足を運び交流をする
こともインバウンドを盛り上げるために重要だと改めて実感しています。

今年、我々やまとごころは創業から丸10年を迎えます。
「やまとごころ.jp」を立ち上げたのは2007年3月。
当時はまだインバウンドという言葉自体の知名度も低く、
その分野に特化したビジネスを行うことにおいても厳しい時期もありましたが、
ここまで継続してこれたもの、みなさまのおかげです。

今年は第2の創業期として改めて、
「日本のインバウンドを熱くする」
をモットーに各種事業に精力的に取り組んでまいります。

今年は新しい取り組みもいくつか進めていきます。
その一つは長年温めていたアイデアではありますが、
インバウンドビジネスに関わる事業者のみなさま、
そして、訪日外国人旅行者が集まるリアルの「場」、
言いかえると、
「インバウンドビジネスのメッカ」となるような「場」を
実現すべく進めております。

上記のような「場」も活かし
やまとごころはインバウンドにおける
「ヒト・モノ(サービス)・カネ・情報」
をマッチングカンパニーを目指し事業を推進していきます。

是非、皆さまとも様々な形で連携させていただき、
「訪日外国人旅行者に日本を満喫してもらい、
 結果、日本ファンになってもらう」
ことに繋がる取組みを推進していきたい考えております。

今後ともご指導ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
それでは本年もどうぞよろしくお願いいたします。

株式会社やまとごころ
代表取締役 村山慶輔