村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

外国人に外国人を呼んでもらう

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やまとごころの村山です。 
先週から出張が続いています。 
京都、名古屋、 
それから昨日から今朝にかけて宮崎県の高千穂。 
高千穂ではDMOの皆さんとも意見交換。 
DMOには宮崎銀行さんもがっつり入っており、 
他の地銀ではなかなか見ない踏み込み方。 
今後も動きに注目していきたいと思います。 

ちなみに明日はこちらで登壇します。 
アワードにも審査員として携わらせて 
頂いたので楽しみです。 

第3回スポーツ文化ツーリズム シンポジウム 
~スポーツ文化ツーリズムアワード2018表彰式~ 
http://sporttourism.or.jp/sport-culture-tourism.html 

来月は 
私も理事を務める 
JARC(宿泊施設関連協会)の勉強会 

2月7日(木)開催 
「ラクビーワールドカップまで半年。 
 まだ間に合うインバウンドビジネス」 
http://jarc-ic.com/entry/entry_seminor/ 

私も対談でお手伝いした 
UDS中川社長vs慶応SFC 井庭教授の共著 
「おもてなしデザイン・パターン」 
の出版記念セミナー 2月19日(火)開催 
https://omotenashi190219.peatix.com/ 

を予定しております。 



さて、本日のテーマは 

外国人に外国人を呼んでもらう 

です。 

先日1月21日(月)首相官邸で行われた 
第28回観光戦略実行推進会議で有識者として 
プレゼンをする機会を頂きました。 

2020年訪日客4000万人等の達成に 
向けての対策を検討するもの。 
特に今回は国際観光旅客税の使い道を 
含めた議論が中心となりました。 

私からは4つほど提言しましたが、 
そのひとつは自治体国際化協会が実施する 
「JETプログラム」のインバウンド活用。 

JETプログラムでは 
「外国語指導助手(ALT)」、 
「国際交流員(CIR)」、 
「スポーツ国際交流員(SEA)」 
を最近では年間5000名強、 
国内各地に派遣しています。 

現在、地域の行政、DMO、観光協会は 
日本人だけで構成される組織が大半。 
その中に海外の目線で地域の資源を発掘し、 
発信していける人材は不可欠です。 

とはいってもなかなかそういった人材が 
いないのが現状。 

そこでJETプログラムの外国人人材が、 
インバウンド担当として活躍できる仕組み作り 
が実現できればその一助になると考えています。 

地域でのインバウンドの取り組みを 
より効果的にしていくためには「外の目線」、 
特にターゲット市場における知見・ネットワーク 
があるその国の方を活用することが大切です。 

一度、皆さんの地域や企業での 
インバウンドの取り組みを 

「外国人に外国人を呼んでもらう」 

という視点で見直してみてはいかがでしょうか? 

新しくやれること、 
また、見過ごしていた活用できるリソースが 
足元にあるかもしれません。 

本日はここまで 

Ps. 
私は中学生の時にJETプログラムから 
派遣されたALTの先生と接点をもらったことから 
海外に興味を持ちました。 
その接点がなければ、留学もしておらず、 
インバウンド事業はやってないかもしれません。 

そういう意味ではJETプログラムの 
存在にとても感謝していますし、 
さらに日本のインバウンドの底上げに繋がる 
取り組みになっていけばと願っています。