村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

「集客」に関する相談の中で最近一番感じて​いること

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本日のテーマは、

「集客」に関する相談の中で最近一番感じていること

です。


それは

「とりあえず様々な広告媒体含む集客手法を試してみる」

から

「費用対効果が計測できることしからやらない」
「費用対効果で十分元が取れるものしかやらない」
「成果報酬型であればやれるが広告出稿は無理」

というように集客施策に関するスタンスが
明らかに変わってきています。

国内の民間企業が本腰を入れてインバウンドに取り組みはじめたの
2013年9月に東京オリンピック・パラリンピック開催が決定した後。
当初は何から手をつけたらいいかわからない、ので予算があるところは
ありとあらゆる集客手法を試してみる、そんなスタンスでした。

それから3年以上経ち、

総花的になんでもやるから取捨選択へ

大きくスタンスが変化しています。

当然といえば当然のことですが、
集客周りのソリューションを提供する企業にとっては、
ソリューションが提供できるだけでは価値はなく、

結果が出せるか

をより求められるようになっています。

中小企業や比較的小さな自治体においては、
集客施策の費用対効果はさらに重要度を増します。

その費用対効果を担保するためには

・ターゲットの絞り込み
・接近戦
・連携

の三つのポイントが抑えることが重要です。


まず、ターゲットの絞り込みについて。

どこの国を狙うのか、また、どんな層を狙うのか?

例えば、国が変わると言語や人気のメディアが変わったりするので、
集客に関わるコストや手間も間違いなく増えます。
資金や人的リソースが限られる中、特に最初軌道に乗るまでは
一点突破するくらいの気持ちが大切です。


二つ目のポイントは接近戦です。

自分の地域や周辺に外国人観光客がある程度きている
ということが前提にはなりますが、
すぐそこにいる外国人観光客にアプローチすることが
高い費用対効果の実現につながります。

集客の相談をいただく中で、
実はこれが盲点の場合が多いのが現状です。

みなさん、集客のためにどんな媒体への出稿をしたらいいのか、
どの旅行会社と組んだらいいのか?などの質問をしてきますが、
目の前にいる、あるいは、近くにきている外国人観光客を
呼び込むために施策を考えていないケースが大半。
コストを抑えて取り組むならまずはここから
はじめることをオススメします。


最後は連携です。

1社や1つの地域でかけれる集客予算は限られています。
また、外国人目線で考えるとどこか1箇所に訪問したいわけではなく、
もう少し広域で回りたいというニーズもあります。

連携という観点で1つ面白い取り組みが東北でスタートしました。

一般社団法人東北インアウトバウンド連合

を東北6県から15人の経営者が集結し、
オール東北でインバウンドを盛り上げいくという目的のもと
結成されました。
これは地域における民間主導の「連携」の成功事例として
今後より注目を集めていくのではないかと思っています。


ということで集客について最近感じていることを
ざっとまとめてみました。

本日はここまで。


ps.1
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村山慶輔