村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

どの市場を狙うべきか?

f:id:keisukemurayama:20181226110627j:plain

やまとごころの村山です。

最近めっきり寒くなってきましたね。
今週末東北に最後の忘年会で行くのですがやや心配になってきました・・・

ちなみに先日、善光寺で今年から始まったイルミネーションを
見に行ってきました。長野駅から善光寺まで全長1.8kmにわた
善光寺表参道の並木が光で綺麗に彩られていました。

善光寺本堂では、表参道イルミネーションなどを手がける
デザイナーによる光の演出が展開されており、とても神秘的。
外国人観光客も多く、インスタ映えで国内外に拡散されたのではと思います。

今回が初開催とのこと、今後もさらにバージョンアップして
善光寺エリアの新しいアトラクションとして続けていってほしいものです。
https://www.nagano-cvb.or.jp/designweek/

ちなみに私はその足であのスノーモンキーで
有名な地獄谷野猿公苑にも足を運んできました。
(これまでなかなかチャンスがなくやっと行けました。)

まだこの時期は猿が温泉に入っているタイミングが少ないようなのですが、
ちょうどタイミングよく、温泉の入浴姿をキャッチすることができました。
しかも、子供の猿が温泉で泳ぎまくっていて、現場は大興奮。
このシーンだけで完全に元が取れた感じで、本当に癒されました。
今年最後の運を使ってしまった感もありますが、思い出に残る体験となりました。


さて、本日のテーマは

どの市場を狙うべきか?

です。

私は以前から、
「どの市場を狙うべきでしょうか?」
という相談をたくさんもらいます。

ちなみに皆さんならこの質問にどう答えるでしょうか?

少し考えてみてください。

訪日客の8割はアジアでありその中で最大市場の中国を狙いましょう!
あるいは、
アジアの中で親日でビジネスのしやすい台湾やタイを狙いましょう
これから伸びる欧米豪を狙いましょう!

など色々な方向性が頭の中をよぎると思います。


また、質問者の地域の強み・特徴や現状がわからないと
判断つかないと突き返すという回答もあると思います。


いずれにせよ、この質問は簡単そうで実は難しいテーマです。

ちなみに私はこう考えます。

どこを目指すかによって異なります

と。

わかりやすくいうと、
IPO(株式公開)を目指す会社と
IPOを目指さず少人数で安定成長を目指す会社とでは、
そもそも「戦う市場の選定方法」が違います。

IPOを目指す会社はスケールメリットが得られる大きな市場、
伸びる市場の中で勝負します。
IPOを目指さず少人数でやっていく場合、
自分達がしっかりと食っていけて事業継続ができれば御の字
というケースも多いでしょう。つまり、大きな市場や
伸びる市場で激しい競争環境の中で戦う必要がないのです。
ニッチな分野で勝負してもいいでしょう。

つまり、「市場の規模や伸び」だけにとらわれず、

自分たちがどこを目指すのか?
(例えば、いつまでにどれくらいの規模感)

を決めることが先決なのです。

もちろんその上で、自分たちの強み・特徴を洗い出し、
それを買ってくれそうな、あるいは、興味を持ってくれそうな方を
見つけ出していくことが次のステップになってきます。

年末年始で少し時間をとって、

どこを目指すのか?

を改めてを考えてみてはいかがでしょうか?

本日はここまで。良いお年を!

Ps. 
先週末は私が理事を務めるNPO法人日本文化体験交流塾(IJCEE)の
10周年記念イベントが開催されました。
https://www.ijcee.jp/ijcee/board/1812ceremony-party/

10年前の2008年に10人からスタートした団体が、いまは1700名超。
通訳案内士の会員を多数抱える日本最大の組織になりました。
「継続は力」というのを実感しますが、米原理事長を中心に幹部メンバーが
マーケットのニーズを掴み、柔軟かつスピーディに対応・改善してきたのが
成長の要因だと思います。本当に素晴らしいです!


村山慶輔