村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

中国インバウンドは2015年の再来か?

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やまとごころの村山です。
みなさん、GWはいかがでしたでしょうか?
私は基本東京だったのですが、少し関東エリアを回ったり、
運動をしたり、今後のプランを考えたりと
ゆっくり過ごしました。

さて、今日から仕事再開。
今月はかなり出張(講演)が入っています。
来週月曜日は初の愛媛講演、翌日は島根。
金曜日には岩手、その後はすぐに上海、杭州へ。
帰国後に宮崎へ足を運び、月末の広島、愛媛と続きます。

月末の広島、愛媛からは全国行脚が始まります。
ラグビーW杯を意識したインバウンド対策セミナーを
全国10カ所ほどで行う予定です。
こちらまた詳細決まったらご案内します。
各地で熱い方との交流ができればと。

さて、本日のテーマは

中国インバウンドは2015年の再来か?

です。

GW直前に私が理事を務める
AISO(アジアインバウンド観光振興会)
の理事会が行われました。

AISOの理事は主にアジアを中心とした
ランドオペレーターで構成されているのですが、
各社得意市場の動向のアップデートを行います。

印象的だったのは中国市場の動き。
具体的には
・中国からの訪日ツアーは過去最高だった2015年と
 同等かそれ以上のツアーの本数が出ている
・沿岸都市からだけでなく内陸都市への顕著なシフト
・買い物ツアーもまだ健在
・バス確保の課題は深刻
など。

もちろん、マクロな視点でいうと
中国インバウンドも世界の旅行トレンドと同様に
「団体から個人」へシフトが加速しています。
平成29年観光庁訪日外国人消費動向調査によると
個人旅行は61.8%、団体旅行は38.2%。
昨年は中国からの訪日客数は838万人。
つまり、320万人(838万人x38.2%)を超える
団体客がまだ存在します。
団体比率はさがっても、絶対数は今後も増えていく
可能性もあるため、団体向けの施設などにとっては
今後も重要なターゲットと言えるでしょう。

大切なポイントは自社・自地域にとって
重要な市場やテーマの動きや変化をしっかりおさえること。

ちなみに「Sakura」に関する海外のイメージの変化に
触れた面白い記事がありますので
こちらも参考にしてください。

海外メディアが紹介する日本の「Sakura」報道からわかる、

変化する訪日客の花見へのイメージ
https://www.yamatogokoro.jp/column/inbound-worldvoice/31705/

本日はここまで。