村山慶輔の「日本へ呼び込め!外国人観光客」ブログ

インバウンド戦略アドバイザーの村山慶輔が、外国人観光客を呼び込むためのヒントや気づきを独自の視点で発信します。

コロナに負けない。今できることとは?ライブセミナー開催のお知らせ

f:id:keisukemurayama:20200415160106p:plain

こんにちは。
やまとごころの村山です。

現在、コロナショックを受け、
世界中の様々な産業が打撃を受けています。
もちろん、観光業界においても例外ではありません。
むしろ、一番打撃が大きく、また、戻りに時間が
かかる分野かもしれません。

そんな中、やまとごころでも日々何かできないか?
模索しております。
色々考えを巡らせるばかりでは進まないので、
具体的な取り組みをいくつかスタートさせました。

まず最初にお伝えしたいのは、オンラインセミナーのご案内です。
明日4月16日(木)16時からZOOMで対談ライブをお届けします。

まだ収束まで時間はかかるかもしれませんが、
アフターコロナに向けて観光・インバウンドがどう変化するか?
また、今何をすべきなのか?をゲストとともに考えていきたいと思います。
直前のご案内ですが、奮ってご参加ください。

============================== 続きを読む

創業13周年を迎えて

やまとごころの村山です。

2020年3月15日、やまとごころは創業から13年を迎えました。

毎年、この日を迎える度に時間の経つ早さに驚くと同時に、

事業の継続的な成長を支えてくださっている多くの皆さまに感謝の念に堪えません。

いつも本当にありがとうございます。

 

これからやまとごころは創業14年目への突入となりますが、

現在、新型コロナウィルス勃発・拡大の影響で

日本だけでなく世界が大きな打撃を受けています。

 

とりわけ、我々の事業ドメインである観光においては、

世界各国からのインバウンドの減少はもちろん、

国内客の旅行控えが加速しており、深刻な状況を迎えています。

 

現時点ではまだ収束の見通しが立ちませんが、

業界としてなんとか持ちこたえ、回復後の盛り上がりに

繋げていければと願っております。

 

また、今回のこの状況を一つの転換期として捉えることも

重要だと思います。

 

これまでの

・ターゲット顧客の考え方

・ビジネスモデル、

・商品・サービス

・体制

・リスク管理

などを一歩立ち止まって客観的に再評価する。

 

そして仮に今後同様の問題が発生した際にどう生き延びるのか?

を予め考えておくきっかけにすることが大切です。

 

我々やまとごころとしても、今求められる情報は何なのか?

をしっかりと把握し、それを正しく、また、インバウンドに取り組む

事業者の皆さまにプラスになるような形で発信していきたいと考えております。

 

そのような中、新しい情報発信として以下の書籍を出版しました。

 

 

インバウンド対応 実践講座 「エリア目線」で成果を最大化する成長戦略(2020年3月13日発売、翔泳社)
https://www.amazon.co.jp/gp/product/4798163422

 

やまとごころの書籍としてはこれで7冊目になりますが、

今回の書籍のメインテーマは、「受入環境整備」になります。


こういう状況だからこそ回復時に向け

・魅力的な商品作り

・インフラ整備

・人材育成

などの受入環境をしっかり整えたいという企業や地域もいらっしゃると思います。

特に地域や団体など「面」を意識した受入環境整備に主眼を置き

内容をまとめております。

事例も豊富に収録しておりますので、是非参考にして頂ければ幸いです。

 

長くなりましたが、この1年も引き続きご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

2020年3月15日
株式会社やまとごころ 
代表取締役 村山慶輔

インバウンド人材確保が喫緊の課題

f:id:keisukemurayama:20190902173221p:plain

やまとごころの村山です。
今日から9月の仕事が始まりました。
今月20日からいよいよラグビーワールドカップがスタート!

ここ数ヶ月、日本全国でラグビーワールドカップを意識した
インバウンドセミナーで講演させていただく機会が多く、
そこで感じる一つの変化は、
質問ややりとりもどんどん具体的になってきている
ということ。そう意味でかつてないほど地域における
インバウンドの盛り上がりを実感しています!

ちなみに、神戸観光局が先日こんな発表をしました。
https://bit.ly/2UpgNyw
ラグビー会期中に約12万人の観光客を見込んでおり、
様々な対策を講じています。

新しい客層を獲得できるまたとないチャンス。
今からでもやれることは色々あります。
私自身もラグビーを3試合ほど見る予定ですので、
地域を回りながら各地域でどんなインバウンド対応が
行われるのか、に注目していきたいと思います。

さて、本日のテーマは

インバウンド人材確保が喫緊の課題

です。

最近、どこへ行っても人材不足・・・がテーマになります。
インバウンドやるにも、デジタルマーケするのにも、
現場で接客販売するにも、人材が足りないという状況です。
そんな中、インバウンド人材がこれまで以上に注目されて
います。

先日私も東京都主催の人材セミナーで講演させて
頂きましたが、宿泊施設はもちろん、
様々な業種の企業が参加されていました。

そこでインバウンド人材活用の事例なども
いくつかご紹介しました。

例えば、
・中国人スタッフが億を超える売上貢献をしてくれている
 百貨店
・語学要員としてだけでなく、
 現場の研修から集客企画・実行などインバウンド全般を
 対応する外国人スタッフを活用している飲食店
・ホテルのフロントに外国人スタッフを入れることで
 その外国人がいる安心感からリピート客を獲得することが
 できた宿泊施設
など

語学力を生かした多言語対応などの守りの要素だけでなく、
集客や営業の攻めの要素を持つ人材の採用・活用が進みつつ
あると実感しています。

また、インバウンド人材を最大活用できるような評価制度・
文化があるような企業でないと、そういった人材の確保が
今後難しくなっていくでしょう。

顧客がグローバル化する中で、企業の内部もグローバル化に
ついていける仕組みになっているか、改めて検証してみてはいかがでしょうか?

本日はここまで

Ps. 
今月やまとごころでは
インバウンド業界に特化した転職フェア
「Meetインバウンド」(営業職限定)を9月11日に
開催します。
興味ある方はふるってご参加ください。
https://bit.ly/2PCd1mt

村山慶輔

インバウンドビジネスと外国人人材

f:id:keisukemurayama:20190624105618p:plain

やまとごころの村山です。
6月も引き続き出張で色々な地域に足を運んでいます。
新潟、静岡、札幌、大阪、高松など各地で
講演や視察を行いました。

久々に講演するエリアもあり、改めて地域における
インバウンド対応の意識の高まりを感じています。

もう少し言うと、
実際に取り組んでいる方々の多さ、また、
取り組んでいるからこその悩みや課題の深さ
をひしひしと感じています。

そんな地域をまわりながら、
少しでも今後の取り組みのヒントになればと思い、
積極的にコミュニケーションを取らせてもらっています。

ちなみに地域に足を運ぶ楽しみはなんといっても「食」。
つい先日、高松へ伺いましたが二日連続深夜のカレーうどん。
最高でしたが、太りました。

さて、本日のテーマは

インバウンドビジネスと外国人人材

です。

先月、やまとごころで外国人人材に関するアンケートを
実施しました。
(インバウンドビジネスに関わる77社が回答)

現在外国人人材を採用している企業は72.7%
また、そのうち、メリットを感じている企業は約9割となりました

メリットのなかで、海外や訪日外国人とのやりとりがスムーズに
なったという点が上位になりましたが、
私が面白いと思ったのは、以下の項目です。
・新たな感性で社内に新しいアイデアや商品が生まれた 21%
・売り上げがアップした 18%
・販路が拡大した 17%

つまり、外国人人材を採用することで、
ダイレクトに商品開発や売上増に繋がっているということです。

人材不足を補う=外国人採用ということではなく、
よりポジティブかつ攻めの姿勢で外国人人材を採用していく価値がある、
そう捉えることもできると思います。

実際、私自身、インバウンドビジネスに関わる外国人人材と
色々接点をもらっていますが、その多くは語学力はもちろん、
吸収力、ビジネスセンス含め優秀です。

いかに優秀な外国人人材を確保するか?

今後のインバウンドに取り組む企業の大切なテーマになると思います。
是非みなさんも検討してみてください。

ちなみに明日、以下の東京都主催のセミナーで
外国人人材について講演します。

インバウンド需要を取り込むための観光産業外国人材採用セミナー
https://www.yamatogokoro.jp/event/31768/

また、以下は上記アンケートの概要になります。
企業の90%は外国人採用に積極的。外国人の雇用実態、インバウンド関連企業を対象に調査
https://www.yamatogokoro.jp/inboundnews/pickup/32754/

本日はここまで。

 

インバウンドに特化したクラウドファンディング

f:id:keisukemurayama:20190603105104j:plain

やまとごころの村山です。

「令和」の時代が始まり早1ヶ月。
10日間続く長期GWの後、あっという間に5月が
終わってしまいました。

私は愛媛2回、広島、島根、岩手など色々と地域をまわり
講演をしてきました。
テーマは、9月から開催される
ラグビーワールドカップを意識したインバウンド対応。
海外からのチケット購入状況やラグビーファンの特徴など
交えながら対策をお伝えしています。
6月も静岡、札幌をはじめとしたラグビー開催地+αの
場所で講演する予定です。

先月は上海、杭州へも視察に行ってきました。
杭州はアリババの本拠地。
話題のアリババホテルにも泊まってきましたが、
テクノロジー満載でなかなか面白かったです。
キーワードは「顔認証」。

「顔認証」でエレベーターに乗る、部屋に入る、
レストランに入ることができるのです。
カードキーはもちろん、スマホすら持たなくても、
ホテル内を自由に動けるというのは結構新感覚。
今後の新しいホテルのあり方を考える上で
参考になりました。

トータル5日程度滞在したのですが、
使ったキャッシュはゼロ円。
というかキャッシュを使える場所があまりにも少なく、
基本スマホ決済でした。
これが当たり前の中国の方が日本へ来るときのスマホ決済
対応は間違いなく売上を左右するでしょう。


さて、本日のテーマは

インバウンドに特化したクラウドファンディング

です。

クラウドファンディングはご存知の方多いと思いますが、
インバウンドに特化したクラウドファンディングを
ご存知でしょうか?

Japankuru Funding(通称:J Funding)という
サービスが存在します。
https://japankurufunding.com/about/

こちらは10年以上インバウンド分野で接点をもらっている
グローバルデイリーさんが運営しているサービスです。

グローバルデイリーさんは
インバウンドの代表的な広告代理店。
インバウンドに特化した営業マンを全国に50名以上
抱えています。
大手代理店でもそこまで特化した営業マンを抱えていない
でしょう。

広告代理店といっても
単に既存の広告商品を売るだけでなく、
新しいソリューションをゼロから生み出したりする
非常にユニークな会社さんです。

話を戻します。
Japankuru Fundingの特徴は
・訪日外国人(インバウンド)をHAPPYにする
 プロジェクトに特化している
・海外から資金調達ができる
・外国人50万人に企画を伝えられる
の3つです。

つまり、訪日客をハッピーにするプロジェクトに
日本人だけでなく海外の日本ファンからも資金調達できる
仕組みになっているのです。

日本に色々とクラウドファンディングが存在しますが、
インバウンドに絞る、また、海外からも調達できるという
ものは、ないのではないでしょうか。

わかりやすい例でいうと、
白川郷のライトアッププロジェクト。
台湾の方からも出資してもらうことで
成功することができたのです。

繁体字
https://tw.japankurufunding.com/projects/shirakawa-go/
日本語
https://japankurufunding.com/projects/shirakawa-go/

この仕組みを使うと我々インバウンドに関わる事業者や
地域がやりたいことの実現が加速させることが可能です。

たとえば、
・外国人観光客向けにガイドマップを作りたい
・多言語サイン・音声ガイドを充実させたい
・ゲストハウスを立ち上げたい
などアイデアは色々あるはずです。

クラウドファンディングの良い点としては、
PRにもつながるということ。
その地域や商品・サービスを海外の方に知ってもらえる、
これも大きなメリットです。

インバウンドに特化したクラウドファンディング、
みなさんならどう活用しますか?

是非考えてみてください。

本日はここまで。

村山慶輔

Ps. グローバルデイリーさんが
明日6月4日の14時~@上野で
「クラウドファンディングを活用した訪日インバウンドの
課題解決セミナー」を開催されます。
まだ多少空きはあるようなので
興味ある方はふるってご参加ください。
私もモデレーターとして参加します。
https://www.yamatogokoro.jp/event/32050/

中国インバウンドは2015年の再来か?

f:id:keisukemurayama:20190507114415j:plain

やまとごころの村山です。
みなさん、GWはいかがでしたでしょうか?
私は基本東京だったのですが、少し関東エリアを回ったり、
運動をしたり、今後のプランを考えたりと
ゆっくり過ごしました。

さて、今日から仕事再開。
今月はかなり出張(講演)が入っています。
来週月曜日は初の愛媛講演、翌日は島根。
金曜日には岩手、その後はすぐに上海、杭州へ。
帰国後に宮崎へ足を運び、月末の広島、愛媛と続きます。

月末の広島、愛媛からは全国行脚が始まります。
ラグビーW杯を意識したインバウンド対策セミナーを
全国10カ所ほどで行う予定です。
こちらまた詳細決まったらご案内します。
各地で熱い方との交流ができればと。

さて、本日のテーマは

中国インバウンドは2015年の再来か?

です。

GW直前に私が理事を務める
AISO(アジアインバウンド観光振興会)
の理事会が行われました。

AISOの理事は主にアジアを中心とした
ランドオペレーターで構成されているのですが、
各社得意市場の動向のアップデートを行います。

印象的だったのは中国市場の動き。
具体的には
・中国からの訪日ツアーは過去最高だった2015年と
 同等かそれ以上のツアーの本数が出ている
・沿岸都市からだけでなく内陸都市への顕著なシフト
・買い物ツアーもまだ健在
・バス確保の課題は深刻
など。

もちろん、マクロな視点でいうと
中国インバウンドも世界の旅行トレンドと同様に
「団体から個人」へシフトが加速しています。
平成29年観光庁訪日外国人消費動向調査によると
個人旅行は61.8%、団体旅行は38.2%。
昨年は中国からの訪日客数は838万人。
つまり、320万人(838万人x38.2%)を超える
団体客がまだ存在します。
団体比率はさがっても、絶対数は今後も増えていく
可能性もあるため、団体向けの施設などにとっては
今後も重要なターゲットと言えるでしょう。

大切なポイントは自社・自地域にとって
重要な市場やテーマの動きや変化をしっかりおさえること。

ちなみに「Sakura」に関する海外のイメージの変化に
触れた面白い記事がありますので
こちらも参考にしてください。

海外メディアが紹介する日本の「Sakura」報道からわかる、

変化する訪日客の花見へのイメージ
https://www.yamatogokoro.jp/column/inbound-worldvoice/31705/

本日はここまで。

最初が肝心

f:id:keisukemurayama:20190418163735j:plain

やまとごころの村山です。
4月もあっという間に18日。
今年はGWも長く、かつ、元号が変わるということで、
4月はかなり忙しいという方も多いと思います。

私も4月からの新しい案件や、カンボジアや三重県への
ゴルフツーリズムでの出張など色々動き回っています。

そんな中、個人的に嬉しいことがありました。
今年の私の目標の一つである、
47都道府県での講演達成ですが、
残っていた愛媛、富山、佐賀の3県のうち、
愛媛と富山での講演がきまりました。

色々な方のご縁で実現。
やりたいことを発信することは大切ですね。

残りは佐賀のみ。

佐賀といえば、佐賀の酒「鍋島」。
大好きな日本酒でもあり、是非今年中に伺い、
美酒を堪能できることを願っております。

富山に触れましたが、
いま、富山県は人材育成に非常に力を入れています。
なかでもユニークなのが、
インバウンド x 起業家育成のプログラム。
あの里山エクスペリエンスで有名な、
「美ら地球」さんで半年間に及ぶOJTも組み込まれた
超実践的プログラム。

応募期限もまもなく終わるようですが、
なかなかないプログラムですので、興味ある方は
是非検討してみてください。

【富山県内で外国人向けツアー事業を立ち上げたい方募集】雇用型訓練
https://www.yamatogokorocareer.jp/detail.cgi?job_no=2913


さて、本日のテーマは

最初が肝心

です。

4月から新年度が始まりました。
今期の事業が始まり、まさに計画に沿って様々な
取り組みを進めているところだと思います。
弊社ではインバウンドに関わる自治体の公示情報や
補助金情報も日々1000機関から情報収集していますが、
4月の昨日までの速報ベースでも、
以下のような結果になっており、前年同月比を
優に超えそうです。

<4月のインバウンド関連公示件数>
2018年 697件(公募 497件、補助金 200件)
2019年 481件(公募 260件、補助金 221件)
※4月17日現在 やまとごころ調べ

<4月のインバウンド関連公示総額>
2018年4月 6,814,316,832円
2019年4月 4,547,158,733円 
※4月17日現在 やまとごころ調べ


また、この時期特に多いのが人事異動。
ずっとご一緒していた方が全く別の部署に移ったり、
また新しい方がインバウンドに分野に異動してきます。

我々が運営するやまとごころキャリアにおいても、
4月から入社される方が他の月に比べ圧倒的に
多いという状況です。

話を戻しますが、
物事は最初が肝心。

私は最近はスイミングをやっていますが、
我流でやってもなかなかスピードもあがりませんし、
うまく泳げませんでした。
当然上達にも時間がかかります。
我流を諦め、基礎からレッスンを受けるように
なってからかなりスピードがあり、かつ、
楽に泳げるようになりました。

インバウンドも同じです。

人事異動でインバウンドの担当に
新しくなった方はまず基礎を身につけることが大切。

先輩から学ぶ、
書籍(今はかなりインバウンド本が増えています)を読む、
ネットから情報収集をする、
セミナーに参加する、

など様々な情報源がありますのでフットワーク軽く、
どんどん実践していってください。

また、我々やまとごころでも新任担当者向けに
3つの具体的なサポートをしています。

1. インバウンドビジネススタートアップ講座
インバウンドをこれから始める方への無料コンテンツです。
https://www.yamatogokoro.jp/column_category/inbound-startup/

2. インバウンド入門書(第3版)
おかげさまで第3版。わかりやすいと好評の
インバウンドビジネスの入門書です。
https://amzn.to/2GmprqQ

3. 基礎から学べるインバウンド講座
来週22日(月)開講の1日でインバウンドの基礎が
身につくセミナーです。
https://www.yamatogokoro.jp/event/31173/

最初が肝心
ということで早めにインバウンドの基礎を学び、
ロケットスタートにつなげていってください。

今期の目標を前倒しで達成させる、
そんな意欲も持ちながら進めて頂ければと思います。

本日はここまで

次の市場を考え、先手を打つ

f:id:keisukemurayama:20190409101935p:plain

やまとごころの村山です。
3月には沖縄からガッツがあるインターン生が、
4月からは広島から新メンバーがやまとごころに参画。
日本を海外にPRするには絶好の
ゴールデンスポーツイヤーズを盛り上げていきたいと
思います。

スポーツと言えば、私自身もゴルフツーリズムは
がっつり絡んでおりますし、
マラソンやトライアスロンも
プレイヤーとして最近やり始めました。

先週末は静岡の日本平桜マラソンに参加。
コースの高低差が300メートル以上もあり
かなり大変でしたが、
日本平からの景色はいままでのマラソン
(といってもまだそれほど参加してませんが)の中で
圧倒的にベストでした。
多言語対応も色々な箇所で実施されており外国人の方も結構
参加していました。

マラソン大会などに参加する度に、インバウンド対応状況を
チェックしているので、いつかまとめてそのあたりの発信も
していければと思っています。
マラソン含め多くのイベントは今後外国人参加者にも
目を向けていくことで新しい可能性が見えてくるはずです。

話は変わりますが、先月はベトナム、先月末から
今月頭にかけてはカンボジアへ足を運んできました。

一言でいうと、両国ともまだまだ伸びるということ。
特にベトナムは昨年訪日客の伸び率は26%増で38万人を
突破。
これは重点市場においてNo.1。
ベトナムの人口は約9000万人とアセアン地域では
インドネシア、フィリピンにつぐ3位。
また、平均年齢も29歳と若く経済も高度成長
(2017 GDP成長率約7%)が続いています。
さらに親日の方も多く、最近は直行便も増えています。
まだ訪日にはビザ申請が必要なことがネックですが、
市場としては今後の飛躍の可能性をひしひしと感じて
います。

ちなみに韓国はベトナム向けにビザの緩和を昨年末に
実施するなどこれからさらに競争も激しくなっていくと
思います。

そういう意味ではもう少し日本の自治体や企業もベトナムに
目を向け、
これからさらに広がるであろうビジネスチャンスを掴んで
いってもらいたいと思います。

ベトナム ホーチミンに行く際には
グローバルデイリーさんの運営する「Japankuru Lounge」
にも是非足を運んでみてください。
特に責任者の荒井さんとお話するとベトナムからの訪日事情
がよくわかるかと。
https://www.facebook.com/japankuruloungeandbar/

ベトナムの話をしましたが、
訪日客6000万人を達成していくためには、
現在見えている市場だけでなく新たな市場の開拓も課題。
次、または、次の次に来る市場を予測し先手を打つ、
こんなことも新年度是非検討してみてはいかがでしょうか?

本日はここまで。

Ps.
今月22日に自治体の新任担当者向けに以下の講座を
実施します。
GW前にインバウンドの基礎を身につけ、
その後の効率的なインバウンド事業推進に繋げていって
ください。

海外誘客や国際観光に携わる行政ご担当の方 必聴!
基礎から学べるインバウンド講座
2019年4月22日(月) 10:00~16:00
https://www.yamatogokoro.jp/event/31173/

やまとごころ創業12周年を迎えて

f:id:keisukemurayama:20190107113410j:plain

やまとごころの村山です。
本日3月15日でやまとごころ創業12周年になります。
12年前の2007年3月15日(サイコーの日)に
やまとごころ.jpを立ち上げたところから
インバウンド事業がスタートしました。

当時はインバウンドに関する特化型サイトはなく、
また、「インバウンド」の認知もなかなかない状況でした。
ただ、これからのインバウンドの重要性を
海外経験から感じ、
じっくり続けていけばビジネスになる、
そんな思いで取り組みはじめ今に至ります。

取り組みが早過ぎたのか、
なかなかビジネスとしては大変でしたが、
2013年9月に東京オリンピック・パラリンピック開催が
決定したことを境に世の中におけるインバウンドへの
認識・取り組みは一変しました。

私の個人的な見解ですが、
12年間のインバウンドビジネス経験の中でいうと、
「2020年東京オリパラ開催決定」
が日本のインバウンドに一番大きなインパクトを
与えた事だったと感じています。

そんな東京オリンピックもまもなくやってきます。
既に開催まで500日を切りました。

さらに今年から
3年連続で世界的なスポーツ大会が日本で開催されるという
ゴールデンスポーツイヤーズを迎えます。

スポーツを絡めた観光振興が加速する中、
私が注目し、かつ、7年ほど前から取り組んでいる
テーマが「ゴルフツーリズム」です。

昨年日本で初めて、
ゴルフツーリズム業界で最も権威ある団体
「国際ゴルフツアーオペレーター協会(IAGTO)」
が主催するイベント
「日本ゴルフツーリズムコンベンション2018」が
三重県で開催されました。

私自身もそのイベントの前後含め1週間ほど欧米豪を
中心とした50社以上の旅行会社のアテンドをしましたが、
日本のゴルフ場やその他観光に関して
非常に高い評価を受けました。

三重県で開催されたこのイベントによって間違いなく
彼らの日本を見る目が変わりました。
そして、
今年は具体的なビジネスにつながっていくでしょう。

そんな中、観光庁も欧米豪からの富裕層獲得の文脈で
ゴルフツーリズムの推進に力を入れ始めました。

今月末には観光庁主催のゴルフツーリズムセミナーが
開催されます。

2019年3月25日(月)
ゴルフツーリズムセミナー
〜世界のゴルフツーリズムと日本の現状について〜
https://www.yamatogokoro.jp/event/30644/

ゴルフ、という一つのテーマで取り組みを進めていますが、
何も動きがなかったところから点の活動をし、
それを面にしていく、
さらには、国と連携しながら大きな流れにしていく、
こういったことの面白さ、また、可能性を実感しています。

外国人観光客のニーズが多様化する中、
様々な分野に間違いなく同様にチャンスがある、
そう日々感じています。

是非みなさんも各分野において
どんどん成功事例を作っていってください。

そして、それを発信していくことでマーケットを
一緒に盛り上げていきましょう!

長くなりましたが、
12周年ということで
「継続する」ことの重要性を痛感しつつ、
さらにレベルアップし、よりインバウンドの活性化に
少しでも貢献できるよう進めていきたいと思います。

引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

本日はここまで

外国人に外国人を呼んでもらう

f:id:keisukemurayama:20190123161241j:plain

やまとごころの村山です。 
先週から出張が続いています。 
京都、名古屋、 
それから昨日から今朝にかけて宮崎県の高千穂。 
高千穂ではDMOの皆さんとも意見交換。 
DMOには宮崎銀行さんもがっつり入っており、 
他の地銀ではなかなか見ない踏み込み方。 
今後も動きに注目していきたいと思います。 

ちなみに明日はこちらで登壇します。 
アワードにも審査員として携わらせて 
頂いたので楽しみです。 

第3回スポーツ文化ツーリズム シンポジウム 
~スポーツ文化ツーリズムアワード2018表彰式~ 
http://sporttourism.or.jp/sport-culture-tourism.html 

来月は 
私も理事を務める 
JARC(宿泊施設関連協会)の勉強会 

2月7日(木)開催 
「ラクビーワールドカップまで半年。 
 まだ間に合うインバウンドビジネス」 
http://jarc-ic.com/entry/entry_seminor/ 

私も対談でお手伝いした 
UDS中川社長vs慶応SFC 井庭教授の共著 
「おもてなしデザイン・パターン」 
の出版記念セミナー 2月19日(火)開催 
https://omotenashi190219.peatix.com/ 

を予定しております。 



さて、本日のテーマは 

外国人に外国人を呼んでもらう 

です。 

先日1月21日(月)首相官邸で行われた 
第28回観光戦略実行推進会議で有識者として 
プレゼンをする機会を頂きました。 

2020年訪日客4000万人等の達成に 
向けての対策を検討するもの。 
特に今回は国際観光旅客税の使い道を 
含めた議論が中心となりました。 

私からは4つほど提言しましたが、 
そのひとつは自治体国際化協会が実施する 
「JETプログラム」のインバウンド活用。 

JETプログラムでは 
「外国語指導助手(ALT)」、 
「国際交流員(CIR)」、 
「スポーツ国際交流員(SEA)」 
を最近では年間5000名強、 
国内各地に派遣しています。 

現在、地域の行政、DMO、観光協会は 
日本人だけで構成される組織が大半。 
その中に海外の目線で地域の資源を発掘し、 
発信していける人材は不可欠です。 

とはいってもなかなかそういった人材が 
いないのが現状。 

そこでJETプログラムの外国人人材が、 
インバウンド担当として活躍できる仕組み作り 
が実現できればその一助になると考えています。 

地域でのインバウンドの取り組みを 
より効果的にしていくためには「外の目線」、 
特にターゲット市場における知見・ネットワーク 
があるその国の方を活用することが大切です。 

一度、皆さんの地域や企業での 
インバウンドの取り組みを 

「外国人に外国人を呼んでもらう」 

という視点で見直してみてはいかがでしょうか? 

新しくやれること、 
また、見過ごしていた活用できるリソースが 
足元にあるかもしれません。 

本日はここまで 

Ps. 
私は中学生の時にJETプログラムから 
派遣されたALTの先生と接点をもらったことから 
海外に興味を持ちました。 
その接点がなければ、留学もしておらず、 
インバウンド事業はやってないかもしれません。 

そういう意味ではJETプログラムの 
存在にとても感謝していますし、 
さらに日本のインバウンドの底上げに繋がる 
取り組みになっていけばと願っています。